IAT について

「日本人の自尊心、米国人並み 東大などが潜在意識調査」 - asahi.com
だそうです。
例によって内容自体はどうでもよいのですが、ここが気になります。

今回、東京大の山口勧(すすむ)教授(社会心理学)らは、本人も自覚できない潜在的な態度を調べられるIATと呼ばれるテストを使った。パソコン画面上に次々に現れる「私」「我々」「すばらしい」「ひどい」といった単語を関連づけてもらい、その反応速度をもとに自分と他人への潜在的な態度を判定した。

IAT ってなんだ?と思って検索してみると以下がみつかりました。
https://implicit.harvard.edu/implicit/japan/


Implicit Association Test の略で、心理テストの一種らしいです。例えば「若者と老人のどちらにポジティブな印象を持っているか」を検査するためには、以下を混ぜたカードを被験者に分類してもらいます。

  • 「素晴らしい」「楽しみな」といったポジティブな言葉
  • 「苦悩」「恐ろしい」といったネガティブな言葉
  • 若者の画像
  • 老人の画像

分類方法がミソです。「いい言葉または若者の画像」と「悪い言葉または老人の画像」で分類してもらったあと、もう一回「いい言葉または老人の画像」と「悪い言葉または若者の画像」で分類してもらいます。若者にポジティブな印象を持っている人はいい言葉と関連付けがちなので前者の分類時間が短く、逆に老人にポジティブな印象を持っている人は後者の分類時間が短くなる、という恐怖のテストらしいです。


これは面白い!何か作ってみたい!ということで、次のようなものを作ってみました。(次のセクションに続く)