東海道線徒歩 (中編)

昨日の土曜日もまた東海道線を歩いてきました。大磯から真鶴まで。線路の距離で 28.0 km 、道のりで 35.2 km 。7 時半から 17 時半まで 10 時間。

大磯駅から早川駅までは道も街並みも普通の田舎でした (小田原近辺を除く) 。国府津駅は通勤快速が止まるので大きな駅だと思っていましたが、隣の鴨宮駅の方が大きく感じました。御殿場線との接続駅なのが重要ということでしょうか。
小田原駅近辺は結構栄えてました。せっかくなので小田原城跡を観光しました。猿や象や鹿がいました。天守閣は有料だったのでスルー。でかい藤棚もありましたが当然咲いてませんでした。
早川駅より先は国道 135 号と真鶴道路 (有料道路だけど歩行者は無料という噂) が選べますが、どちらも歩くような道ではありませんでした。国道 135 号を選びましたが、歩道や路側帯のない急カーブだらけの道で、そのわりに交通量も結構あって危なかったです。おすすめしません。
この危ない道に入ってすぐ、根府川駅に着きました。崖に貼り付いたような駅で、人は結構いるので秘境駅ではないのですが、秘境駅的な面白さがありました。東海道線唯一の無人駅だそうです。
道が危ないのでこの先どうするか悩んでいたところ、暇そうにしていたタクシーの運転手さんが話しかけてきて、しばらく行ったら歩道があると教えてくれました。実際には数 km 先までありませんでしたが (車でなら「しばらく」か) 、心の支えにはなりました。運転手さんありがとう。
根府川駅から真鶴駅の間ではみかんの栽培が盛んでした。ぎざぎざのついたレールのようなものがあって、何かと思ったら、農作業用のトロッコのようでした。空を見るとみかんをくわえたカラスが飛んでいました。カラスは都会よりこっちにいた方が幸せなのではないか。この時期だけ。下り坂になると採掘場がちらほらありました。この辺りでは小松石とかいう有名な石が採れるらしいです。
また、この辺りは昔豆相人車鉄道という鉄道があったそうで、碑がちらほらありました。ノーチェックだったので辿ることはできませんでしたけど。

熱海まではあと 2 駅なので、東海道線は次回で終わる予定です。ついでに伊東線もやりたいですが、今回のような山道が続くのなら厳しいかも。