成田線徒歩 (その 1)

一日休んで、4 日目 (9/22) は松岸駅から佐原駅まで成田線を歩きました。線路の距離で 13.8 km 、歩きの距離で 16.8 km 。

銚子の一個前の松岸駅からスタート。
すぐ国道 356 線に出る。利根川沿いの国道。といっても利根川からは多少離れているのでほとんど見えない。この日はほぼこの国道を北西に進む。
この辺りはびっくりするほど宮内さん家ばかりだった。たまに石毛さんと加瀬さん。人の流動性のない地域なんだろうなあ。学校とかでどう呼ばれてるのか気になる。
一時間くらいで椎柴駅。竹岡駅風の、最近出来た感じの駅舎の無人駅。駅前は駐車場と民家で商店はなかった。ちょうど電車が来たけれど、乗客は数人程度。
国道から一本離れた線路沿いの道をまた 1 時間ほど歩き、下総豊里駅。これも椎柴駅と同じ感じ。砂利の駅前には民家が数軒あるだけで、子どもが遊んでいた。
牛小屋の前を通って国道に出て、気がついたら銚子市を出て東庄町に入っていて、そのうち下総橘駅。ここは古い駅舎が残っていて、電車を待っている客もいた。駅前では多少商業活動が観測されたけれど、「歓迎」と書かれたぼろぼろのゲートが寂れた街の雰囲気をかもし出していた。
次も 1 時間かかって笹川駅。この駅前にもゲートがあった。木造の駅舎はたぶん国鉄時代の駅そのままな感じ。近くのコンビニでご飯を買って、駅の待合室で食べさせてもらった。食べ始めたころは誰もいなかったけれど、そのうち混んできたのでそそくさと再出発。
東庄町を出て香取市に入る。香取市に入ったとたん国道に歩道がなくなって、交通量の多い道を路側帯だけで歩く。線路の向こう側の田んぼ沿いの道を歩けばよかった。
駅に近づくとそれなりに整備されて、1 時間強で小見川駅。今までの駅の中では一番大きかったかな。待合室には二桁くらいの椅子があったし、タクシーとかいたし、多少は活気があった。ここにも「歓迎」の文字。水郷らしい。
また 1 時間強で、水郷駅。ロッジみたいなしゃれた雰囲気の駅舎。駅は大きいけれど、そのわりに待合室は小さかった気がする。観光地としての「水郷」は利根川の向こう岸の呼称らしい。
1 時間弱歩いて、途中で利根川を渡る鹿島線を眺めつつ、田んぼとか畑とか荒地とか沿いの国道を歩く。そして香取駅。構造は椎柴とかと同じだけれど、赤い。駅前は民家と駐車場。地元の学生となんかの観光客でにぎやかではあった。
香取駅を出て、今回初めて利根川の堤防に登る。川幅がめちゃめちゃ広い。すごいなー。
佐原市街に入り、やや古い感じの住宅街や商店街を抜けて、佐原駅。なぜか駅に「佐原駅」と書かれたのれんがかかっていて、銭湯な雰囲気だった。さすがに駅前のにぎわい方は一番だったけれど、それでも期待ほど大きい街ではなかった。銚子の方が大きい。近くに伊能忠敬の生家だかなんだかがあったけれど、寄り損ねてちょっと残念。

まだ 16 時半だったけれど、帰りの電車の関係でここで終わり。成田線はまだ線路の距離で 40 km 残っており、さらに 30 km の支線もあるので、まだまだ続く。