PLDIr #04 に参加した

水曜日に PLDI 2000 の論文をみんなで分担して読む会に参加しました。
遠藤が発表した論文は以下の 2 つ。

  • Type-Based Race Detection for Java
  • Functional Reactive Programming from First Principle

スライドは以下です。

http://dame.dyndns.org/misc/misc/PLDIr04-typebased.odp

前者の論文は、Java プログラムに race condition がないことを検証する型システム (全自動ではなく annotation は必要) で、わりと便利そうだったのですが現代に生き残っていなくて残念な感じでした。たぶん annotation 必須 (デフォルトの推論で工夫してはいるものの) なのがネック。
後者の論文は Haskell で書く Reactive Programming (Fran) に表示的意味論を定義したよという話。インテグラルが出てきたのでよくわかりませんが、サンプリング間隔をどんなに 0 に近づけても、理論上正しいはずの挙動に近づかないことがあるらしいです。
他の発表も面白かったので、次回もできるだけ参加しようと思ってます。


それにしても OpenOffice を使うたびにもう使うまいと思うのに、発表過ぎると PowerPoint を買いに行かなくなる。よくない。