なんだかいろいろありました。以下、個々の感想。敬称略で。
1 日目
Using Git and GitHub to Develop One Million Times Faster (Scott Chacon)
開始ぎりぎりに到着。git の説明はまあいいかなーと思ってマシンの設定やらネットワークの設定やら自分の発表資料の見直しやらしていたら終わってしまっていた。
Ruby の数 (後藤謙太郎)
どういう主張なのかよくわからなかった。(覚えてないだけかも)
- Real ってたまに聞くけど何か知らない (発表でもよくわからなかった)
- ささださんの Float の VALUE 埋め込みは哲学的にどうなんだろう
などが気になったけれど、時間が押してたので遠慮した。
Ruby の標準乱数生成器とその改良案 (村田賢太)
要約すると「Ruby の乱数生成器は生成ステートを出力できないからダメ」という話。その問題はよく理解できるし、いかにもありそうなんだけれど、実際にこの問題に直面したことはないなあ。
乱数に再現性の必要な状況としては、「ゲームのデモプレイ」「ある種のシミュレーション」くらいが考えられるけれど、これらって srand で問題ないかも。スレッドのコンテキストスイッチで非決定が出たらどうせダメなので。
まあでも、あって困るものではないので、メンテナンスできないほどでかくなければ搭載してもいいんじゃないかな。
Ruby で楽しむ BDD, ZDD
BDD ってあくまでデータ構造の名称だと思ってたので、満たされる clause の数とかを制約にできるというのが独自拡張なのか一般的にそういうものなのかよくわからなかった。あと SMT との関係ってあるのかな。
そういえば ruby-minisat を gem にしたいなあと思っていたのを思い出した。したいなあ。
静的型付けを持ったRubyっぽい言語の設計と実装 (橋本和典)
Ruby っぽい言語で速い言語というのは ICFPC などで稀に欲しいので、あればうれしいのは確かだけれど、なかなか道は遠そう。
中間言語の Tiby が Ruby っぽい理由が全くわからなかったけれど、3 連続質問になるので遠慮した。面倒なだけじゃない?
Lightning Talks (1 日目)
前説の LT タイマーの発表が神がかってた。他はなんというか、Rails の人と Rails 以外の Ruby の人ってやっぱり面白さとか感じ方とかいろいろ違うんだろうなー、という。
懇親会
なんかとてもいっぱいの人に挨拶した。列挙すると漏れが出そうで失礼なのであえて列挙はしない。とても楽しゅうございました。
キーサインパーティにも参加したんだけれど、帰ってから署名する段階になって気がついたのは、private key の passphrase を思い出せないという恥ずかしすぎる状況。みなさんご迷惑おかけしました (とくに主催者の yugui さん) 。
2 日目
なんか体調悪いなーという感じで、申し訳ないけど午後から参加。あとで動画を見る。
基調講演 (まつもとゆきひろ)
夕方の自分の発表準備でほとんど聞かなかった。ダメ。
Lightning Talks
「RomanticRuby! (Ruby でギャルゲー)」(久保裕子) は期待を裏切らない発表ですばらしいと思った。
「BABY - 初心者のためのグラフィックライブラリ」(黒田 拓) に一番興味を持った。インタラクティブなビューアを簡単に作れる環境が (主に ICFPC などで) 必要になることが多いんですよね。まあ Ruby/SDL に慣れればいいんだけれど。
クライアントマシンは Windows だけど、開発は Linux に ssh でログインして行う、というスタイルだと、なかなかインタラクティブなビューアが作れないんですよね。Windows 側に X サーバ立てればいいんだけど、あまりいい X サーバ知らないし、設定面倒だし、牛刀割鶏な気がするし。
分散並列処理フレームワークfairyと分散オブジェクトシステムDeepConnect (石塚 圭樹、増田 創)
偉大なBigTableとぼくのおもちゃ (関 将俊)
自分の発表前の発表はあまり集中して聞けない。
concov: 時系列に注目したテストカバレッジビューア (遠藤侑介)
自分の発表。発表資料はこちら。
http://dame.dyndns.org/misc/misc/concov.odp
完全に時間配分を間違えたみたいで、予定の発表を終えた時点で残り 15 分と言われて衝撃を受ける。手元の時計では 25 分は経ってたつもりだったんだけれど、見間違えたみたい。ううん。ごめんなさい。
あと発表資料を OpenOffice.org の Impress で作ってみたんだけど、事前のプロジェクタとのテストで動かなくてかなりあせった。おそらく Impress 起動中に解像度を変えると変になるものと予想し、プロジェクタに出してから Impress を起動することで本番では事なきを得たけれど、もう使う気はしない。
発表中の IRC のログをとっとかなかったので気になる。
その後
体調が真剣にまずそうだったので、Beer bust には出ないで帰宅。帰宅中にどんどん悪くなって、かえって熱をはかると 38.4 ℃。なんだとー。うなされながら寝る。
ここ最近に参加した学会や会議で、3 連続で体調崩してる気がする。そんな病弱なつもりはないんだけど。
3 日目
起きてもまだ 37.7 ℃。咳やくしゃみの症状は全くないものの念のため病院にいって診てもらいました。新型インフルエンザとはいわれませんでしたので、他の参加者におかれましてはご安心ください。たぶん。
けど NII までいく元気はなかったのでお休み。あとで動画を見る。午後には熱も下がって、それなりに元気になりました。