そういうわけで藤沢駅に戻って、かの有名な江ノ電を歩きました。藤沢駅から江ノ島駅などを通って鎌倉駅まで。9 時過ぎから 13 時前までの約 4 時間。線路の距離で 10.0 km 、歩きの距離で 11.9 km 。
今回は 1 日乗車券の「のりおりくん」を使って、全駅ホームまで入りました。乗りも降りもしませんが。
たった 10 km ですが、沿線すべてが見所でした。今までで一番面白かった青梅線と同じくらい面白かったです。
藤沢駅を出ると、単線と無人駅が続きます。
最初の有人駅の江ノ島駅は観光地の江ノ島の最寄り駅ですが、駅外の踏み切り上にポイントがあったり、駅内に構内踏切や 3 本の留置線があったりします。3 本の留置線が狭く曲がったゾーンにうまいこと詰められていて、ポイントが 3 つも並んでいてかっこいいです。
江ノ島駅から腰越駅の間は併用軌道区間、つまり路面電車みたいになっている区間です。道幅は普通の片側一車線分くらいしかないのに江ノ電が真ん中を突っ切るので、江ノ電が車を蹴散らしているようです。
腰越駅を過ぎると線路は海沿いに進み、次の鎌倉高校前駅からは海を見晴らしまくりでした。少し進むと峰ヶ原信号場があります。すごく曲がった信号場でした。
七里ヶ浜駅を越えると、線路と道の間の柵があって無いような状態 (というか、無い状態) になり、線路を渡った向こうに堂々とレストランや人家の入口があるという、関東とは思えない沿線風景でした。
極楽寺駅は駅舎が木造でなんかいい感じ。長谷駅は鎌倉の大仏最寄りで観光客が多かったです。
由比ヶ浜駅と和田塚駅の間は線路の両脇から民家が迫って来てるんですが、驚くことに線路に出入りするための通用口があり (いや、表口かも) 、住民らしい中高生の皆さんが颯爽と線路の脇や線路の上を闊歩していました。
和田塚駅を超えると、湘南人御用達らしい商店街を通って、終点の鎌倉駅に着きました。
続いて金沢シーサイドラインに行こうかと思っていたのですが結構時間がかかってしまったので、江ノ島を観光することにしました。エスカーは使わず全部徒歩で。これも思っていたより楽しかったです。島のいたるところにトライフォースがありましたし。
あと、今回で歩いた線路の距離の通算が 1000 km を超えました。1000 km 到達の瞬間は江ノ島駅と腰越駅の間、つまり併用軌道区間でした。ちなみに実際に歩いた距離は現在 1153.3 km 。