常磐線徒歩 (その 2)

春の続きで、昨日は常磐線を歩きました。土浦駅から友部駅まで。線路の距離で 35.0 km 、歩きの距離で 41.0 km 。

まずは土浦駅上野駅の乗換えで寝過ごしたので、予定より 30 分遅れて 8 時すぎにスタート。駅前は整備されていてビルも多いけれど、すぐに郊外に。
土浦といえばレンコンが特産品だそうで、線路と蓮田にはさまれた細道を進む。あぜ道みたいな道なのに車が結構通って怖い。あと蓮の実はグロいですね。県道に出ると、路面が自然に還って草木に覆われた歩道。じきにその歩道もなくなり、車がびゅんびゅん進む道をいそいそ歩く。
神立駅に近づくと家や歩道が復活して、神立駅。1 時間半くらいかかった。駅前は西側だけで、古い感じだった。駅には意外に人が結構いた。
神立駅を出るとかすみがうら市。なんだか工場が多かった。石岡市に入るととても整備された畑や林がずーっと続く。恋瀬川を渡って霞ヶ浦をちらみ。釣りをしてる人がいた。駅の近くで、家の前に座ってたおばちゃんに「選挙?」と聞かれた。散歩してるだけです。普通の民家に見えたけれど、投票所だったみたい。
神立駅から 2 時間かかって、高浜駅。遠かった。駅前はとても寂れていた。BARBER の看板が BA B になってた。お昼時だったけれどご飯を食べられるようなところはなかったので、さっさと次に。
舟塚山古墳なる古墳を左に眺め、歩道のない県道を進む。「古墳を破壊しての国道 6 号バイパス建設反対!」みたいな看板がいっぱい。立ち退きを要求されているんだろうな。石岡市茨城という名前の地域を進む。茨木も混ざってた。読みは「ばらき」かも。県名とどういう関係だろう。
ちょっとだけ大きな町になって、石岡駅。駅は絵は、昔はもうちょっと栄えてた雰囲気のある古いビル街で、味があった。駅前に「県名発祥の地」と書かれた看板があって、さっきの茨城はやっぱり県名のようだ。あと、「国道 6 号線バイパス早期実現を! (市民の願い)」という垂れ幕が面白かった。
石岡駅前のロッテリアでご飯。子連れママ友軍団の集団客がいっぱいだったけれど、店員さんが席を詰めるように言ってくれたので助かった。
石岡駅を出て国道 355 号線をひたすら北上。この辺の家はとても広くて立派な家が多い。広いのは土地が余ってるからだろうけど、家の作りが宮大工の仕事みたいなのはなぜだろう。石岡市を出て小美玉市に入ると、歩道が整備されていてうれしい。地元民が必要としてなければ歩道が整備されてなくてもしょうがないとは思うものの、あると助かる。
2 時間弱あるいて羽鳥駅。木造の駅舎も駅前も、古い感じだけどわりときれい。駅前の小美玉市役所出張所は学生のたまり場になっていたが、トイレはきれいだった。
国道に戻ってしばらくいくと、また石岡市に戻る。とたんに歩道がなくなる。ううん。次の駅まで半分くらいの地点で水戸線ぶりの笠間市入り。しばらく郊外風だけれど、駅に近づくと町になってきた。
ここも 2 時間弱かかって、やっと岩間駅。妙に現代風で、スロープも設置されていてバリアフリーな感じの駅だった。
国道に戻ってしばらく北上すると、「4 km 先通行不能」という横道があった。なかなか興味深い。茨城県道 280 号だそうで、その道の人にはそれなりに有名みたい。でも関係ないのでまっすぐ進んで、ひたすら道なりにまっすぐ進み、常磐線をわたる。あとは線路沿いに歩く。
徐々に町になる。友部駅の直前の踏み切りで、水戸線の電車が来た。いいタイミングだった。常磐線をスーパーひたちがどんだけ走ってもなんとも思わないけど、水戸線はレアなのでラッキー。
友部駅水戸線で来たときの「駅舎ばかり立派で寂れた町」という印象だけが強かったけれど、本当に寂れているのは駅前だけで、駅から南に離れた方は多少栄えているみたいだった。


今日はここで終わり。友部駅の 3 駅先には、春にしか営業しない臨時駅の偕楽園駅があるので、その頃に続きをやる予定。