総武線徒歩 (その 3)

先週の土曜日は、総武線佐倉駅から飯倉駅まで歩きました。線路の距離で 35.3 km 、歩きの距離で 41.1 km 。

まず、移動中の千葉駅の構内でまさかの迷子。総武線 (銚子方面) や成田線のホームが見つからない。いやあ、関東のこの規模の駅なら、迷いたくても迷えないくらいに案内が出ているはずなんだけどなあ、普通は。千葉駅は普通じゃないんだろうか。外れにあって死角になっていただけなんだけど、結局一本乗り逃した。悔しい。
前回は去年の 11 月なので、ほぼ 1 年ぶりの佐倉駅からスタート。相変わらず郊外な駅。鳩が窓ガラスにガンガンぶつかっていた。
駅を出るとすぐ田んぼと線路。成田線と分岐して単線になったあたりで、道が用水路沿いのあぜ道になる。未舗装だけれど地図にちゃんと書いてある道です。千葉ではよくあること (成田線空港支線) 。あぜ道が崩壊していて歩けないところを迂回すると林の中の舗装道に出た。坂を上り下りすると、なんとも秘境みたいな雰囲気。この辺で酒々井町に入ったと思う。
駅前に来ると多少住宅が出てきて、南酒々井駅に到着。佐倉駅-南酒々井駅間のウォーキングはおすすめできる。
南酒々井駅を出ると佐倉市に戻って、だだっ広い田んぼの風景だったり、牧場に牛がいたり。歩道がないので危ない。線路を超えてしばらく進むと今度は八街市入りして、わりとすぐ集落になって、その中に榎戸駅があった。プレハブっぽいしょぼい駅だけど、利用者は結構いた。あと駅前の女子トイレの前にタクシーの運転手が座っていた。
道を歩くスズメガの幼虫を見たり、よくわからない植物の畑 (後で調べると落花生だった気がする) の中を進む。それから線路と住宅街に挟まれた道を進む。と、八街駅。駅舎はでかいけれど、思ってた以上に田舎だった。駅前商店街の雰囲気がなんというか斜陽だった。
細い国道に出て、八街十字路交差点を直進し日向入口交差点を左に曲がると、わりと立派で交通量の少ない道に出た。
しばらくして山武市入り。振り返ると市境の標識の英語表記が "Yachimata [C]own" になっていた (C だけ後から貼ってある) 。八街カウン。
左が山、右が集落や田んぼの風景がずーっと続く。次の駅が日向駅で、さっきの交差点が日向入口とか言うからすぐかと思ったら、6 km くらいあった。あとスズメの死体とか蛇の死体とかあった。
そして日向駅。1 時間半くらいかかって結構ぐったりした。昼だったのでご飯を食べたかったけれど、気楽に入れる食べ物屋が見つからなかったので次へ。
すぐ線路沿いに出て、ひたすら線路沿いを歩く。1 時間くらいしたら成東駅。分岐駅だからそこそこ街に違いないと思いこんでいたら裏切られた。しょうがないので NEWDAYS でご飯。古い感じの広い待合室があったのはよかった。しかしトイレが臭かった。
次もずーっと線路沿い。途中にまた未舗装の道があったけれど、本当に草ぼうぼうで大変だった。飛行機が数分おきに (たぶん成田空港に) 着陸していく様を目の前にしながらひたすら歩く。松尾駅についたと思ったら、出入り口が北西側にしかないのに南東側に出てしまった。1 km 弱ほど回り込むはめに。
松尾駅。とても田舎な雰囲気の、瓦葺の駅舎。タクシーがいっぱいいた。
またずっと線路沿い。疲労に加えて、線路+田んぼ+まばらな家という単調な風景のせいで眠くなった。そのせいか、あまり記憶がない。横芝駅に近づいて、北西側に行ったところ、今度は南東側が入口だった。引き返すはめに。千葉はこういうところで困るなあ。
横芝駅松尾駅と同じ感じの古い駅舎だった。夕方だったので学生が多かった。駅前はさびれた温泉街みたいな雰囲気だった (別に温泉はなさそう) 。芝山鉄道の延伸先の候補地みたいだけど、採算的にどうかはあやしい。
国道 126 号線に出て、クモの巣をつつきながらひたすら歩く。すると山武市を出て匝瑳市入り。オーシャンマート 126 なる商業施設の周りをうろうろして、飯倉駅を探す。回り込んだところにあった。駅舎は小さく安っぽいけれど、新しい感じだった。たぶんいたずらで、駅標の読み仮名が「いくら」になっていた。
ほぼ日が暮れたのでここで終了。銚子駅まであと 1 回でいけるかな、というところ。