中央本線徒歩 (その 1)

日曜日に、中央本線沿いを高尾駅から大月まで歩きました。6 時半から 17 時半まで。線路の距離で 34.7 km 、歩きの距離で 42.6 km 。

最初は土曜日に歩こうと思ったんですが、高尾駅に着いた途端に雨が降り出したので、延期して日曜日になりました。
高尾駅から東京駅までは中央快速線徒歩で既歩です。今回は高尾駅から西の方に向かって (現在の Suica 区間端の) 韮崎駅までが目標です *1


中央本線はだいたい甲州街道を元にしたルートになっているため、街道歩きが趣味の人のサイトをいろいろと参考にさせてもらっています。
高尾駅を出ると小仏関跡や駒木野宿跡があります。その後はいきなり今回の山場である小仏峠。標高 548 m の山登り&山下りでした。約 60 分くらい。
山道を降りて舗装された道に入ったところで、「相模湖駅」と書かれた右向きの看板がありました。素直に従ったのですが、どうもそっちの方向にある美女谷温泉の客引きの罠だったようで、予定と違う遠回りっぽいルートを歩かされてしまいました。悔しい。
小原宿のセブンイレブンに立ち寄り、30 分ほど歩くと相模湖駅高尾駅から 3 時間強かかりました。早くもくたくた。
その後与瀬本陣跡を通ると、国道 20 号線に歩道が無くなり、とても危険でした。おすすめしません。沿線歩き趣味はともかく、街道歩き趣味の人は結構いるようなので、もっと歩道を整備した方がいいと思うのですが。
左に相模湖を望みながら危険な国道の端を歩き、裏道 (旧甲州街道) に入り吉野本陣跡を通って、藤野駅。思っていたより普通の駅でした。
その後しばらく裏道を進みます。普通は歩行者がいないようで、犬にほえられまくり、住民に不審な目で見られました。国道沿いに出て、しばらく行くと山梨県上野原市入り。
国道を外れて中央自動車道を渡り、低くなったところに上野原駅。1 日平均乗車人員が山梨県内第 3 位とは信じられないような静かな駅でした。日曜だからか。キオスクでパンを買ってご飯代わりにしました。
しばらく住宅街を進んで、急な坂を登って国道沿いに戻り、途中スーパーによりつつ、ひたすら国道を歩きます。それなりに家があるせいか、いちおう歩道があって助かります。
駅前に歩道橋があり、それを渡って四方津駅。なんか旅情豊かな駅舎でした。あと難読。駅前にでかいシャトルがあって、山の上に新興住宅地があるようです。
この後は桂川 (相模川山梨県内の呼称) に沿って、歩道や家があったりなかったりする国道を歩くだけ。梁川駅は古い感じを装って作られた新しい駅でした。鳥沢駅も旅情豊かな感じの駅でした。ハイキングを終えた感じのおばちゃん達が大群でいました。駅前のヤマサキパンでコロッケを買い食い。
ちょっと国道をそれて、猫じゃらしで猫をじゃらそうとしたり (見向きもされませんでしたが) 、なんか有名らしい猿橋という橋を渡ったりして遊びつつ、猿橋駅。新しくて変な形だけど普通の駅でした。
このあたりで日が暮れて、歩道が無かったら危険だなーと思いながらも進みました。結果的には、道の左側ならほぼ歩道がありました。右側を歩いてしまったので危険でしたが。
そんなこんなで大月駅。山小屋風の駅舎は有名らしいですが、暗くてよくわかりませんでした。次の時に見ます。


小仏峠越えがあり、その後もほぼずっと登り道の 42 km を 11 時間で歩けたのは我ながらすごいと思いました。次回は甲州街道最大の難所である笹子峠 (標高 1,096 m) が待っています (トンネルがあるけど歩道が無くて歩けない) 。

*1:ところでなんで韮崎駅までなんでしょうね。運行の様子を見るに、甲府駅で切るか、小淵沢駅くらいまで伸ばした方がわかりやすそう。と素人考え。