つくばエクスプレス徒歩 (後編)

先週の続きで、柏たなか駅からつくば駅まで。7 時から 16 時まで。線路の距離で 26.3 km 、歩きの距離で 37.2 km 。

先週の終了地点である柏たなか駅から。線路は利根川を渡って滑らかに守谷駅に向かうけれど、人間は渡れないので、3 km ほど下流の橋まで迂回。
駅の北側は区画整理がされたのか、地図と道が違って軽く困った。駅周りの集落を離れると、一面田んぼ。田んぼを抜けて、利根川沿いのサイクリングコースに出て、渡れる橋まで歩く。
新大利根橋は自動車は有料だけど、歩行者は無料。サイクリングコースから橋に登る道が立入禁止で困ったけれど、東側から回ればいけた。
橋を渡ると、千葉県柏市から茨城県取手市に入って、それからすぐに守谷市に入る。国道沿いなど、意外に町として整備されていて驚いた。そして守谷駅。一駅間に 3 時間弱かかった。関東鉄道との乗換駅にもなってるせいか、わりと大きい駅だった。
守谷駅を出てしばらく行くと、つくばエクスプレス車両基地が見えた後、つくばみらい市に入り (茨城のネーミングセンスには定評があるので突っ込まない) 、田んぼ、古くからありそうな集落、また田んぼ、新しい集落と進んで、みらい平駅。駅が出来るまで何もなにもなかったのか、駅舎がでかくて周りも広い駅。駅前にカスミ。ここまでも 2 時間かかった。駅間が長いだけでなく、線路沿いの道が整備されていなくてまっすぐ歩けないのも大きい。
次も家がまばらな道を 1 時間半ほど歩いて、みどりの駅。駅前がテナント募集中。ここも駅近くにカスミ。カスミを見ると茨城感があふれる。
だんだん駅間が短くなってきて、1 時間ほどで万博記念公園駅。東側に岡本太郎風のオブジェがあったけど、やっぱり岡本太郎作らしい。万博記念公園自体は駅から 1.5 km だそうで。
駅を離れると、線路と道路と荒地しか目に入らない風景で驚くが、次の駅に近づくと多少開けた感じになって、研究学園駅。駅南側は原っぱだったけれど、北側は郊外型のきれいな駅前だった。
あとは古い住宅街を縫うように進んで、国道に出たとたんにとても近代的で綺麗な街並が現れた。で、すぐにつくば駅。ここだけぽっかりと街になっていた。国策の計画都市ってすごいですね。


つくばエクスプレスは地価の安そうな田舎を走ってて、しかもまだ出来て数年ということで、駅前は建設中・売り出し中のどでかいマンションが多かった。数十年後には普通の住宅街になっているのかなあ。