小湊鉄道徒歩 (前編)

2/20 (土) に、小湊鉄道を歩き始めました。前編は房総半島の真ん中の上総中野駅から、上総牛久駅まで。線路の距離で 22.7 km 、歩きの距離で 29.3 km 。


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まずは小湊鉄道に乗って上総中野駅へ。上総中野駅までいく列車が少なく、朝一番でも 8:58 着。無人駅だけど電車を降りてすぐなので、運転手・車掌の人や乗客 (たぶんほとんど鉄道マニア) がうろうろしていた。それを尻目に出発。
駅周りには個人商店なんかがあったけれど、すぐに古い木造平屋が中心の住宅街になり、それから人家のない二車線の道路になった。わりと歩道があるのでよい。途中畜産団地なるものがあって牛フン臭かった。
ほこらがあったあたりで大きな道から外れて、沢を渡るとひっそりと集落があり、そこを抜けると大きな車道に出る。そこからすぐに個人商店とかのある集落があり、そこに養老渓谷駅があった。観光用のバスが待っていた。一日乗車券で駅をうろうろし、個人商店でお菓子を買って再出発。
また人家の乏しい自動車用の道に戻り、ずっと行くと集落になって上総大久保駅。外から見ると駅全体が木陰の下にあって、ひっそりとした雰囲気。駅舎は張りぼてのような構造。駅の中にはトトロの絵。あと鉄道マニアがうろうろしていた。
この先は、人家がまばらにある道路が多かったと思う。山の郊外型というか。月崎駅無人駅。駅前のヤマザキの前でおばちゃんたちがずっと立ち話していた。あと鉄道マニアが線路の周りや近くの踏切をうろうろしていた。駅舎の中に、100 円の貸自転車や、絵本が置いてあった。何かの映画のロケ地に使われたらしい記念写真なんかも飾ってあった。なにか屋根が高い気がした。
大通りを外れて、野原の真ん中にほったて小屋みたいのがぽつんとあり、それが飯給駅だった。いたぶと読む。近隣に住宅はあるものの、明らかに利用者の少なそうな駅だった。鉄道マニアすらいなかった。
線路の西側の山道を抜けて、大通りに出てしばらく行くと、里見駅無人駅だけど、駅前で観光客向けっぽい店屋が出ていて、結構にぎわっていた。あとトイレを作っているようだった。
駅前の大通り沿いを北に進む。だんだん人家が増えてきた。右手に高滝湖が見えたあとで線路を渡り、しばらく進むと高滝駅。木造の小さな駅だった。猫が 2 匹いた。
大通りを進み、上総久保駅の近くに来たけれど、駅に近寄るための横道がみつからなくてうろうろする。近くにいた人に聞いたら、北から大きく回り込むとのことだった。そして上総久保駅飯給駅みたいに、田んぼの中にぽつんとある駅舎だった。置いてあった駅ノートは、地元の中学生が書いているのだろうか、下劣な落書きでいっぱいだった。
線路沿いの道を進み、上総鶴舞駅の近くに近づいたけれど、上総久保駅と同じように近寄るルートがよくわからず、あぜ道に迷い込んでしまった。上総鶴舞駅。駅前には大分新しめの住宅が並んでいて、町になってきた気がする。なぜか鉄道マニアがいっぱいうろうろしていた。
近くの国道に出て、それ沿いにずっと歩く。一部歩道がなくて怖かった気がする。
国道を離れて、上総川間駅に近づいた辺りで、後ろから車に追い越された。その車は駅の真ん前に止まって、男女が出てきて、駅の周りで男が女の写真を取り始めた。なんだったんだろう。写真集の撮影かなにかだったんだろうか。線路に降りるのは良くないですよ。
彼らとお互いに邪魔をしつつ駅舎や周りの写真を撮った。ここも田んぼの中の無人駅だけど、建物はプレハブっぽくてちょっと雰囲気がちがった。駅前に水たまりとぬかるみが多かったのが何か印象的。
あとは徐々に町の雰囲気になり、上総牛久駅。この日はここで終わり。ちょうど電車が出発するところだったので、適当に写真を撮って電車に飛び乗った。


ほとんど無人駅でいい感じだった。あと、この回は通算歩行距離 (線路の距離で) が 3000 km を突破した回だった (計算があっていれば上総中野〜養老渓谷の間) 。現在大体 2/3 程度なんだなあ。