総武本線徒歩 (その 4)

書くのがすごく遅くなりましたが、9 月のシルバーウィークに泊りがけで千葉東部を歩いてきました。9/19 は総武本線を最後まで (飯倉から銚子) 。線路の距離で 29.9 km 、歩きの距離で 34.5 km 。

まずは一週間前にきた飯倉駅。新しくて小さめの駅舎と小さなロータリー。
駅を出てしばらく行くと、線路と田んぼの間の未舗装な道。田んぼはもうほぼ稲刈りが終わってた。
そんな風景が 1 時間弱ずーっと続いて、舗装道に戻ったらすぐ八日市場駅。古臭い駅舎と寂れた街。
駅を出て、しばらく線路沿いを歩き、国道に出る。信号のない横断歩道でどんなに待っても車が途切れない。手を上げても止まってくれない。検定中の教習車が来たから「ああ渡れる」と思ったらなんと止まってくれない。そうか、千葉のドライバーは「横断しようとする歩行者がいたら止まる」って習わないんですね。言いたかないけど、千葉の原住民の運転マナーは関東内では間違いなく最悪。
国道を離れて線路沿いの道を行き、旭市に入るとすぐ干潟駅。木造で古い駅舎。カップルがいちゃついてた。駅前はやっぱり寂れてた。
駅近くのヤマサキパンでごはんを買った。国道を歩き、駅に近づくと国道を離れて裏通り (= 駅前通り) に。駅前通りは昼間でもシャッター街だった。
旭駅。今までの駅に比べるとだいぶ大きい。なんと KIOSK があった。
住宅街や田んぼや畑のそばの道をくねくね進んで、飯岡駅。やたら新しくて変な形の駅舎だった。
ここまではほぼ平地だったけれど、ここから急に山。ずごごっと上り切って、やや下りながら進むと倉橋駅があった。駅舎が新しい無人駅。
アップダウンしながら山っぽい道を進む。クモの巣が多い。銚子市に入り、小牛を見たり猿田神社を見たり前方に風車を見たりしながら、猿田駅に着く。倉橋駅より古いけど似た感じの形の無人駅。
猿田駅を出ると、いよいよ山中に突入。未舗装の山道 (といっても車が通ってるので道にはなってる) をしばらく進むと、一面畑のゾーンに出た。こんな道が地図に書いてあるなんて。軽く興奮した。
畑な道をずーっと行く。途中で不可能物体 (google:コーラビンと矢) の製作現場があった。
http://dame.dyndns.org/misc/misc/max_coffee.jpg
竹に MAX COFFEE の缶が刺さってる。スルーしそうになったけれど、これってちょっと不思議。ちょうど捨てられた缶の下から竹が生えてきて、突き抜けて育ってしまったのかなあ。缶のデザインが見慣れないので調べてみたら初代 MAX COFFEE の缶らしい。うーん。
ちょっと集落になったところを歩いていると、地元のおっさんに声をかけられて「車でも壊れたのか」と心配された。まあ普通よそ者が歩くようなとこじゃないからなあ。
途中墓場があったんだけど、ほとんど石毛さん家のお墓だった。どうもこの一帯は石毛さんがたくさん住んでいるっぽい。田舎ではよくあることですね。
そのうちトラクターとかしか走ってなさそうな道になり、トラクターも走ってなさそうな道になり、ついには土砂崩れで道がなくなってるところをぎりぎりかわして強行したりして、ついに山を降りる。
降りてからも結構歩いて、線路に出て、総武線成田線の分岐点を鑑賞しつつ松岸駅に着く。成田線は (形式上は) ここまで。事実上は銚子までだけど。駅自体は分岐駅とは思えないプレハブな建物だった。
松岸を出ると国道に出て、普通に街中になる。そして銚子駅。銚子は普通の大きさの街なんだけど、この大きさの街は佐倉ぶりだったので都会のように錯覚してしまう。駅からは海も利根川も全く見えない。
これで総武線終わり!東京駅から総武線沿いに銚子駅まで、日中だけ歩いて 4 日で着くようです。