中央本線徒歩 (その 2)

土曜日は中央本線の続き。大月駅から東山梨駅まで。7 時過ぎから 18 時半まで。線路の距離で 32.3 km 、歩きの距離で 44.3 km 。



一週間ぶりの大月駅からスタート。有名らしい山小屋風の駅舎は大したことなかったです。
国道 20 号を 1 時間強歩くと初狩駅。昔はスイッチバック駅だったそうで、改札の目の前に構内踏切がありました。そのへんのレールは使われてないみたいで、立ち入り禁止の張り紙がありましたけど、近隣住民ぽい人が犬の散歩とかしててのどかでした。
また国道 20 号を 1 時間強歩くと笹子駅。今回の山場である笹子峠はこの先にあります。が、駅に「トンネルの剥離や土砂崩れの影響で 10 月末まで笹子峠が通行止め、迂回路はないので矢立の杉で引き返してください」という嫌なポスターがあって困りました。が、とりあえず進んでみることに。あと、名物らしい笹子餅 (5 個入り)を駅前のみどりやで買っておきました。
1 時間弱歩くと峠への入口に到着。近くに工事のおじさんがいたので道の状況を聞いたところ、「トンネルまでは行けるし、トンネルは通れないが、旧道を進めば峠は越えられるらしい」と教えて貰ったので、安心して進みます。
峠道と言っても、旧国道 20 号、現県道 212 号であり、ばっちり舗装された道です。車も通行可能な程度のゆるやかな坂なので、それほど苦しくありません。ただし距離はそれなりにあって、頂上のトンネルまで 5 km 程度。
途中で横道の自然遊歩道を歩くと、明治天皇野点跡や茶屋跡、矢立の杉などがありました。矢立の杉で笹子餅を半分食べました。
遊歩道を抜けるとまた舗装された道に戻り、1 km ほど歩くとトンネル。話の通りに工事中でした。トンネル入口の右側から舗装されてない山道に入り、すごくわかりにくい道でちょっと迷って焦りましたが、なんとか峠に到着。笹子駅を出てから 2 時間強でした。標高 1,096 m 。でも体感標高 (苦しさ) では小仏峠の方が高かった気がする。あとここで大月市を抜けて甲州市入り。あとここで笹子餅を完食。
あとは紅葉が始まりかけた木々を見ながら、舗装された道を 2 時間くらいかけて下って、ちょっとずれると甲斐大和駅。下りに慣れたせいか、駅前の登り道がつらかった。結局笹子駅からは 4 時間かかって、1 駅間の時間としては現時点で最長だと思う。
そのあとはしばらく下りが続き、甲府盆地なので甲府くらいまで下りばっかりだと思っていたら、意外に登りが続いてショックを受けました。
ぶどうの直売所が多いです。扇状地は水はけが良いので果樹園に適している、という社会科の知識を地でいってました。
そんな感じで勝沼ぶどう郷駅。駅名のネーミングセンスが遠くまで来たなあと思わせてくれます。ぶどう発祥地って書いてあったんですがwikipedia によると伝説みたいなもののようでした。
勝沼ぶどう郷駅の後もしばらく登って、そのあとやっと下り道に。ひたすら下って下って、町になったところで塩山駅。普通の駅でした。ここで日が暮れましたが、気合いでもう一駅進むことに。
街中を進むので歩道や街灯はあるだろうと信じていたのですが、見事に裏切られました。山梨をなめてた。ペンライトで車に存在をアピールしつつどきどきと進んで、裏道に入ってしばらく歩くと東山梨駅。ここで終わり。すぐ帰るための電車が来たので、ろくに写真が撮れないまま乗車。また今度。


笹子峠越えがあったのに 44 km を 11 時間程度で歩けるとは。秋ってすばらしい。あと一回で韮崎駅まで行けるかなあ。


あと、最近 ALPSLAB が不調すぎて困ってます。ものすごく遅かったり、アップロードに失敗し続けたり。がんばれ ALPSLABALPSLABruby だからダメなんだぜ、きっと。